チューニング

ストリートからサーキットまで、使用目的に合わせた適切なパーツセレクト。ノーマルエンジンのウィークポイントを改善しながら、1台1台丁寧な加工と組み込み。そして目標とするスペックを引き出していきます。

吸排気チューニング

キャブレター車ではミニ特有の5ポートヘッド(IN2ポート、EX3ポート)のインテーク2ポートに対しなるべくスムーズな流れを追求します。効率の悪いノーマルのシングルSUキャブレターから定番のSUツイン、WEBER等への変更により、スムーズかつレスポンスの良い特性になります。インジェクション車でも基本的な考え方は同じで、スポーツクリーナー、ビッグスロットル化等、目的に応じたパーツ変更や加工で吸気効率が向上いたします。

また排気もそれらに合わせたLCB(ロングセンターブランチ)、3in1など排気効率良いものに変更いたします。

吸排気とも口径が大きければ良いというものでもなく、パーツ単体でのオーバースペックは逆効果となります。今後のステップアップも考慮した上でバランスが大切だと考えます。

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エンジンチューニング

シリンダーヘッドとシリンダーに分かれますが、ヘッドは吸排気チューニングの延長でもある各ポート、バルブ、燃焼室などの形状や大きさ等を加工、見直します。また英国有名チューナー(ジャンスピード、リチャードロングマン、スイフチューン等)が仕上げたチューニングヘッドは完成度も高く、各スペックごとに多く販売されております。

バルブ開閉タイミングを決めるカムシャフトも各メーカー多くの種類がありますので目的に合わせたセレクトが可能です。エンジンの特性を決める重要なパーツの一つとなります。

次にシリンダーは、ピストン、コンロッド、クランクシャフト等の見直しになります。これらも国内外問わず、数多くのスペシャルパーツがリリースされており、加工を含めバランス、耐久性を重視し確実に組上げます。オイルクリアランス等精度が求められる部分でもあり、加工技術、セッティングが問われる作業となります。

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ミッション、デフ

チューニングされたエンジンパワーを有効に路面に伝える為、ミッションギア比、ファイナルギア比の見直しをします。4or5速 ヘリカルクロスからストレートカット、ドグギヤ等クロスレシオギアを組み込むことでスムーズな気持ちの良いシフトワークを可能とさせます。合わせて、特に1300cc ノーマルミニでも、相対的に弱いノーマルデフをクロスピンデフ等の強化品や目的に応じたLSDへの変更も有効です。

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スペシャルパーツや加工、他点火システムのグレードアップ等によるすべての相乗効果で、まったく別物のエンジンへと生まれ変わります。大まかになりましたが、楽しみながらステップアップを目指しましょう。